未来共生科学 × SDGs
環境科学科は、麻布大学の教育理念「地球共生系~人と動物と環境の共生をめざして~」と共に、国連が掲げる持続可能な開発目標 (SDGs) に先進的に取り組んでいます。
SDGs(持続可能な開発目標)とは
2015 年 9 月に開催された国連サミットにおいて、「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ(通称:2030 アジェンダ)」が採択されました。この中心にあるのが、17 のゴール、および 169のターゲットから成る持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、通称 SDGs)です。SDGs とは、人類及び地球の持続可能な開発のために達成すべき課題とその具体的な目標です。すなわち 2030 年までに実行、達成すべき事項を整理しています。 (内閣府地方創生推進事務局資料より抜粋)
環境科学科のSDGsへの取り組み
麻布大学×アサヒグループホールディングス「脱・使い捨てに向けた取り組み」
コーヒーショップやイベント等で使用する使い捨てのカップ。日本国内で1年に消費される「使い捨てカップ」の数はどのくらいだと思いますか?「アサヒビール株式会社」調べによると、日本で年間消費する使い捨てカップは、おおよそ、プラスチックカップ35億個、紙カップ75億個で、計110億個にもなるそうです。
麻布大学は、アサヒグループホールディングス株式会社と学術指導契約を締結し、「脱・使い捨て」の浸透に向けた産学官連携プロジェクトを行っています。アサヒビール(株)とパナソニック(株)が開発した何度でも使える植物由来エコカップ “森のタンブラー”を活用しながら、学生と企業が連携して使い捨て習慣の見直しを提案、そしてプラスチック等の使い捨て容器のごみ減少に挑みます。
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「かながわSDGsパートナー」に登録
神奈川県では、県内の企業・大学等におけるSDGs推進の裾野を広げることを目的として、SDGsの推進に資する事業を展開している企業・大学等を「かながわSDGsパートナー」として登録しています。本学は環境科学科を中心に、SDGsに先進的に取り組んできおり、この度その取り組みが認められ、「かながわSDGs パートナー」に登録されました。
2019年10月3日(木)に「かながわSDGsパートナー 第2回登録式」が横浜市開港記念会館 講堂で執り行われ、環境科学科 川上地域連携センター長と坂西特任助教が出席しました。
「さがみはらSDGsパートナー」に登録
「さがみはらSDGsパートナー」は、相模原市とともに、SDGsの達成に向けた取組や地域課題の解決、SDGsの普及啓発に取り組む企業・団体等を登録する制度です。環境科学科の「産学官連携による使い捨て容器削減の取り組み」「緑区青根の里山との関係人口づくりの実績」、「教育・研究・社会連携でのSDGsへの取り組み」等が相模原市に評価され、この度麻布大学は「さがみはらSDGsパートナー」に登録されました。
2021年5月11日(火)に「さがみはらSDGsパートナー登録証盾交付式」が相模原市役所で執り行われ、食品生命科学科 島津地域連携センター長と環境科学科 村山史世准教授、坂西特任助教が出席しました。
里山でのESD(持続可能な開発のための教育)の実践
● 相模原市緑区青根を舞台に、大学発の市民参加型団体「あざおね社中」が中心となり、生物多様性の把握やまちづくりに取り組んでいます。休耕田の復活、環境省が進めるモニタリングサイト 1000 里地調査にも参加し、アカガエル類、カヤネズミ、水環境、人為的インパクトの調査も行っています。この取り組みは、国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)認定連携事業(第9弾)に認定され、科学技術振興機構(JST)の日本におけるSDGsの取組をまとめた事例集や神奈川県で作成された「SDGsアクションブックかながわ」等に掲載されました。
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国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)認定連携事業(第9弾)について
SDGs関連News
朝日新聞主催「大学SDGs Action Awards 2020」でスタディツアー(鹿児島県瀬戸内町×日本航空)賞を受賞
朝日新聞社主催「大学SDGs ACTION! AWARDS 2019」に引き続き、「大学SDGs Action Awards 2020」において、麻布大学環境科学科の学生がファイナリストに選ばれました。2年連続の快挙です。さらに、2月15日(土)13:25から渋谷QWS スクランブルホールにおいて行われた「大学SDGs Action Awards 2020」の最終選考会で、環境科学科2年次の三橋晴香さんと西山香瑠さんの学生チームはスタディツアー(鹿児島県瀬戸内町×日本航空)賞を受賞しました。今後、チーム一丸となり、瀬戸内町の持続可能な町づくりに向けて、町の方々と一緒に取り組んでいきます。