環境科学科とは

 環境科学科の始まりは 1965年、高度経済成長期の公害問題に伴う社会的な要請に応え、「公衆衛生に関する専門教育を行う大学」として開設された麻布公衆衛生短期大学を前身としています。以降、「人間の生活を守る」ことを目的として、四大公害病—酸性雨­—環境ホルモン—地球温暖化など、時代に合わせた環境の諸問題に取り組んできました。このように本学科は、環境問題を幅広く学べる草分けとして、50年以上の歴史と伝統を備えています。




環境科学科の特色

 気候変動、水環境、大気環境、土壌環境、生物・植物生態系、社会環境に関する様々な環境問題を、分析・評価、衛生、保全・教育、持続可能性の観点から幅広く学び、環境問題を正確に把握できる能力の育成、そして環境に関する幅広い知識と視野をもち、多様化する社会ニーズに応えられる環境エキスパートの育成を目指します。


◆都市と自然が共生する環境での学び

 麻布大学は、新宿や横浜から1時間圏内、町田市や八王子市から20分圏内で通学可能な都市型のキャンパスです。一方、大学の近郊には相模川や相模湖、多摩丘陵といった自然豊かな環境フィールドも数多く在ります。環境科学科では、都市と自然が共生する環境下で、環境に関する幅広い知識や視野を育むことができます。

 大学へのアクセス


◆多様な実習科目・フィールド演習科目を開講

 環境科学科の特徴は、講義科目だけでなく環境に関する多彩な実習科目を配していることです。実習の分野は「環境衛生・毒性評価」、「土壌・水質分析」、「微生物」、「環境影響評価」など多岐にわたります。いままで実験の経験が無いという高校生も全く心配ありません。 1 年生の実習では、器具の洗浄方法や顕微鏡の使い方といった実験の基礎的な項目から丁寧に学び、2年生以降の専門的な実習の基礎固めをじっくり行います。さらにデータサイエンス演習や様々なフィールドに出かけて環境を五感で実感するフィールド演習科目も新たに開講しました。


<実習系科目の例>

(1年次) 基礎科学実習、衛生動物学同実習、フィールドワーク入門

(2年次) 微生物学実習、機器分析学同実習、環境衛生学実習、分子細胞生物学同実習、環境フィールドスタディ、物理学実験、食品衛生学実習、地球共生系データサイエンス同演習

(3年次) 水処理工学実習、環境毒性学同実習、生物多様性フィールドワーク演習、環境調査実習、病原微生物学実習、環境計量分析学実習


◆多くの環境系資格の取得が可能

 第一種衛生管理者をはじめ、石綿作業主任者や有機溶剤作業主任者、特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者、社会調査士などの数多くの環境系資格を学科のカリキュラムを修了することで取得することができます。これらの資格は就職はもちろん、社会人となった後のキャリアパスにも多いに活用することができます。


環境科学科で取得可能な資格の詳細はこちらから


◆未来共生科学xSDGsの新たな環境の学びをスタート

 環境科学科では新しい科学領域【未来共生科学】を提案し、2019年から 3つの教育・研究プログラムをスタートさせました。環境を身近な地域から地球規模のレベルまで多様な視点で捉え、将来的に起こり得る様々な課題の解決に向けて、SDGs を見据えた総合的かつ実践的な科学を推進します。


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◆リメディアル教育による基礎教育の徹底

 環境科学のような様々な分野が融合した学問領域では、理系科目の基礎力の養成が不可欠です。

そのため、1年次に履修する基礎生物学や基礎化学、基礎数学などの基礎科目では、教育推進センターと連携した基礎教育の強化を徹底して行っています。教育推進センターは月曜から金曜まで毎日開講されており、希望者は誰でも、リメディアル教育やチューターによる個別指導を無料で受講することができます。


◆きめ細かな指導で成長を実感できる卒業研究

 環境科学科では、10研究室から一つの研究室を選択して、3年次から 2年をかけて卒業研究を行います。

卒業研究では、ゼミや卒業論文の作成だけでなく、9 月にはポスター形式による中間報告会、そして 2 月には卒論発表会を行います。卒論発表会では、60 件以上の発表を全て、学科教員全員で聴講し発表を採点します。採点の結果、最も優秀な卒論は「古泉賞」に選定され、卒業式で副賞とともに表彰されます。

卒業研究は、環境科学科での学びの集大成です。正解のない研究課題に対し、失敗を重ねながら試行錯誤することで成長を実感することができます。環境科学科は、学生と教員との距離が近く、指導教員による熱心かつきめ細かな研究指導を行っています。


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